お世話になっております。
本日、無事に1・2年生のウィンターリーグU-8大会がスタートしました。
1年生、2年生共に初めての試合で序盤は緊張した面持ちでしたが、皆がチームのために各々出せる声をしっかりと出せるようになってからは、身体も温まり心も温まりチーム一丸となって「よしっ、勝つぞ!」という気持ちになってのではないでしょうか。
1年生は学年も一つ上の相手に対して怯むことなく戦えていたね!2年生は同学年の相手に対して時に幅を使ったり深さを使ったりと、とても「大人なサッカー」をしていたのが印象的だったよ!
そして何より嬉しかったのは、今日入団して初めての対外試合がウィンターリーグだった選手がGKを2試合やってくれました。悔し涙を流す選手に対してミーティングでも仲間たちが「何度もボール止めてたじゃん!すごいよ!俺らが前でボールを奪い返せなくてごめん!」とGKに責任を押し付けるのでなく、「自分ごと」に皆ができたことが何よりも嬉しかった!
勇気を持ってチャレンジをしてくれたからこそ、2試合で大きな経験を得られたと監督は強く思う。しょうた、次はチームを救うビッグセーブを期待しているよ!1年生、仲間を責めるのではなく大事にできる優しい選手になってくれてありがとう!!勝ち負けよりも、監督はこれが何よりも嬉しかったなぁ。
さて、チームが一つでも多くの勝ち点を獲得できることも大事ですが、今日の2試合ずつで1年生も失点2、2年生が失点1と大変少なかったのは、木曜に頑張ってくれた守備担当の選手たちの活躍のおかげでもありました。得点を取って活躍したいという気持ちをグッと抑え、チームのために守備を頑張ってくれた8人のおかげ!チームのためにどうもありがとう!!
木曜日は11月~3月くらいまで体育館練習で、高学年同様にハンドパスでの3対2の練習をとにかく繰り返し行なっています。当然ながら高学年の選手たちと比べてしまうと、今は理解度も高いわけでは決してありません。しかし、高学年はここで守備の基本を少しずつ理解し習得し、意図的な守備ができるようになってきた選手たちが増えてきています!
御殿山シューキューズのサッカーにおいて監督が最も大事だと考えるのは、「守備ができる選手」です。それは攻撃の選手であろうと同様です。実際のところ今の3年生以上のDFラインでもともと守備的なポジションをやってた選手は非常に少なく、攻撃の中核を担っていた選手たちが守備に取り組んでいます。何故か?
最も大きな理由は「攻撃的に守備をしたいから」ですが、もともと前線でプレーしていた選手たちなので、根本は攻めたいはず!ならば、できる限り相手のゴールに近いところからハイプレッシャーをかけボールを奪えれば、攻撃にも加われます。また、守備の選手がボールを持ったらすぐに前に蹴り返してしまうのではなく「DFラインから丁寧にゲームを作りたいから」です。
ただ、その中で様々な起こり得るリスクを想定しながら守備をしなければなりませんので、足元の技術、声、裏のスペースに蹴られても相手より先にボールを触れるスピード、意図的にボールを奪う知性も必要になってきます。GKもそうですが、つい攻撃的な選手ばかりに人気が集まり守備的なポジションはやりたがらない傾向にありますが、GK、DFはとても大事なポジションであり、全員ができるポジションでもありません。相当能力の高い選手でないと、先ほどのような複数タスクもできませんし、GKの動きはフィールドプレーヤーにはない高度な動きが求められます。
保護者の皆さまにも今一度ご理解いただきたいのは、攻撃だけではサッカーは絶対に成立しません。点を取って活躍してほしいのもとても分かりますが、本人がやりたいポジションを色々と聞いていく中で、彼らの意見を最大限尊重し、背中を押して応援をしてくだしましたら幸いです!GKをやりたい、相手を止めたいとなれば彼らがやりたいのは、そういうプレーでチームを支えたいのです。どうかよろしくお願いいたします!!
後期の平日練習はそういった御殿山シューキューズの中核を担う選手育成のための時間に費やしています。今回の試合はそこで頑張った選手たちが活躍してくれた、貴重な試合になりました。これを頑張って続けていこう!!「いいね!」何回言えたかな?自然と自分から声が出るよう、練習から恥ずかしがらずに元気よく「いいね!」を発信していこう!!