前期シーズン終了にあたり

皆さま 

お世話になっております。本日も朝から暑い中、多くの選手たちが練習にお越しくださり、誠にありがとうございました。

本日の練習をもって、前期シーズンが終了いたしました。
これから年間3回(夏季・冬季・春季)設けております2週間の長期オフ1回目を迎えます。 今一度、御殿山シューキューズではあえて近隣クラブが長期休暇期間中に合宿や遠征で鍛える中で、この長期オフを設ける主旨をお伝えいたします。 

スポーツにおいて年代問わず「休養」をメインにする時期が必要だからです。 
練習量の多さこそが美徳というのは、日本では未だに根強く残っています。私の運営するスクールに通う選手の中にも、この時期に海外サッカークラブが開催するサマーキャンプや他クラブのサマーキャンプ、日帰りスクール等に参加する選手らもいるようですが、我々が選手に望むことはあくまで「休養」です。そこで更なる練習量を課すためのものでは決してありません!チームとしてしっかり休むことを課すためのオフですので、「休みにも関わらず頑張ってて偉いね!」とは残念ながらなりません。保護者の皆さまにもお願いですが、「●●くんはこのオフ期間でも朝から●●に通ったりして頑張ってるみたいだよ!」なんてお声がけはご遠慮ください。そして、総じて「●●くんも頑張ってるから公園で練習でもして来たら?」といった声がけで、彼らが本気で練習することもおそらくありません。誰かもやってるから自分もそこに行ってみんなと練習をするとなれば、確かに差もつけられることなく安心したつもりになりますし、やった感は得られます。ですが、毎年ここでしっかりと休んだ選手とそうでない選手とで、正直なところ大きな差を生むこともありません。かえって休まずフル稼働した選手が後期シーズンに大きな怪我を負うことや、終盤にガス欠になってしまうなんてことも多く見てきました。 

「休んでくれ」「休んでいいからね」と言われても、長く休むことに罪悪感を感じるのはもしかしたら親御さんも一緒かもしれませんが、、「休養をしっかり取ろう!」というのは、何より大切な家族とのコミュニケーションの時間を大事にしてくださいという私たちからのメッセージです。家で過ごすでも、ちょっと外出するでも、少し遠出するでも、とにかく家族とのコミュニケーションを最優先にしてください。サッカーはそれよりも大事でしょうか?また後期シーズンが始まれば、選手たちは厳しいシーズンを迎えます。彼らは練習前後のたった短い数十秒という時間を見つけては、嬉しそうに「ねぇ監督、この前ね家族で●●に行って来たんだよ!」って嬉しそうに話してくれるんですね。普段なかなか忙しくてその時間も取りずらい中、この長期オフはご家族で濃密な時間をお過ごしいただきたいんです。 

次に、このオフ期間での過ごし方についてです。キーワードは「食事」と「室内温度」です。 
先月から今日までに、土日練習で体調不良を訴える選手がポロポロとおります。健康観察チェックシートを今でも記入を義務化しているのには理由があります。我々スタッフが見るのは「前日の就寝時間」「今朝の起床時間」「朝食で何を食べたか」です。これは1年生から6年生まで全選手に常日頃から言い続けている“準備”についてにもつながります。伊藤コーチからも必ず週末の練習日程の共有の際に毎回連絡をしていただいておりますが、朝食が「パンのみ」「フルーツにヨーグルト」「白ごはんのみ」でタフな練習に耐え切れるエネルギーを蓄えられるでしょうか。記載されている「ご飯一杯」も摂取量が100g以下なのか、200~250gなのか、300g以上なのかで選手たちのパフォーマンスに大きな影響を及ぼします。「食事=とりあえず体に詰め込んでおけばいいもの」と安易に考えてしまいがちですが、その差が明らかにパフォーマンスに影響を与えます。 

終盤まで体力を温存して最後だけ頑張るという選手をどう評価したらいいか、、、私の現役時代を遡っても終始高い強度で練習に取り組める選手は怪我も体調不良も少なかったです。そういった選手は日頃から食事面にも十分な配慮をしていました。 

バランスのいい食事というようなハードルの高いものでは決してなく、冷凍ご飯を解凍してでも構いません、お味噌汁も今はボトルから計量スプーンに味噌を注入しお湯を入れ、それに買い置きしているお漬物を食べるでも十分です! 

もしこのオフ期間でこれを選手だけで準備ができるようになるならば、それも選手にとって大変大きな成長です!朝起きてお母さん、お父さんが準備をしなくても子どもたちはその準備ができるようになれば自然と勝手に自分で準備するようになります。 

残念なことに摂っていない食事だけど、シートに書いておきな!と親御さんに言われたと、摂ってもいないものが書かれていたことも幾度となくあります。私もずっと言わずに、気づかないフリをしておりましたが、これだけ十分に食事を摂っていて何故こうなるのだろう、、と。冒頭の5~10分で日陰で休んでいる選手がポツポツといる中で、大変お忙しいとは思いますが各ご家庭に今一度、食事の大切さをお伝えできたらと思います。 

日中過ごす「室内温度」についても注意が必要です。 
土日の練習では屋外は30~32℃の炎天下でプレーが行われます。たった一時間の練習でさえも日中過ごす室内温度が20℃前半という所から来る選手も何名かおりましたが、10℃も温度差があればそれだけで身体にもその影響が重くのしかかってきます。快適な暮らしはできると思いますし、気持ちいい状態で過ごしたいですよね。ですが、そこからグラウンドに来るだけで子どもだけでなく大人だって厳しい環境だと思います。だからこそ、この長期オフの期間で食事や室内温度についても注意をする生活を心がけてもらえたらと思います。 

これだけ休んでも御殿山シューキューズはしっかり戦績をおさめてまいります。
また後期シーズンも観に来る親御さんが興奮するような試合をたくさんお見せすることをここに誓います。 

だからこそ、こんな貴重な2週間は思い切ってサッカーから離れて、ご家族だけの素敵な時間をお過ごしください。20日にまた御殿山で皆の笑顔がたくさん見れることを、心から願っております。 

三角 康晴