2学期はサッカーを通じこんな力を

皆さま

お世話になっております。
火曜日と本日の練習に参加してくれました選手には直接、2つのことをお伝えをしました。

①挨拶を通じて人とつながりを持とう
②「ありがとう」を“言われる”言動を増やしていこう

どこの学校でも「あいさつ隊」という活動をしているのを目にします。進んであいさつをする、大きな声であいさつをする主体性を育む活動をこれを通じて目指していることと思います。全体で話をしましたが、「1日を元気な挨拶でスタートさせるために」という低学年の子達に対し、高学年選手たちからの声は実に正直で、「あいさつができるように!」よりも「あいさつができないから?」という声の方が多くありました。あいさつができないからできるようにではあいさつをただ、することがゴールになってしまいます。でもすることがゴールでは、子どもたちにとって実りある活動なのでしょうか。

選手たちに伝えたかったのは、どうしたら御殿山シューキューズという我がクラブが仲間から、家族から地域の方々から愛されるには、応援されるにはということです。強ければ応援される訳ではありません。チーム活動のときだけあいさつをするのでも、当然応援されるチームにはなれませんね。ましてや注意されるからあいさつをするなんて言語道断、、

よって、挨拶を通じて「人とつながりを持つ」ことを目的として、これを2学期はチームとして目指してみたいなと思います。いきなり知らない選手を、チームを応援することはありません。まずは数ある地元のサッカークラブの内の1クラブではなく、御殿山シューキューズを知ってもらうことから始めてみたいなと思います。という話をして練習を終えた後、火曜の練習帰りに施設管理員の方に数名の選手が出くわしました。「植村さん、さようなら!」と元気に挨拶する3年生がいたと思ったら絶対に気付いているであろう4年生3人は何も言わずに通り過ぎてしまいました。とても残念でした。
が、これがまずは1ヶ月続けていく中で一人でも多くの御殿山シューキューズの選手たちができるようになるといいなという願いを込めて、、、

②「ありがとう」を“言われる”言動を増やしていくためにも、まずは自然と「ありがとう」を言える人を増やしたいですね。されて嬉しいことをされたけど、それに感謝する気持ちのない人からは、残念ながら「ありがとう」は出てこないでしょう。されて当たり前という横柄な態度では、当然ながら応援される選手、チームになっていくなんて到底無理でしょう。ともすると、まずはチームとして積極的に「ありがとう」を増やしていくことから始めてみましょう!恥ずかしくて面と向かって言えない、、大丈夫!挨拶と共に、自然と「ありがとう」が溢れる環境に身を置いたら、「ありがとう」を言える人にきっとなっていくのではないでしょうか?言われて嬉 しい言葉、「ありがとう」をまずはチーム内で積極的に増やしたいですね!
ではここから逆算していきましょう。

①「ありがとう」が増えるようになるために、感謝の気持ちを抱こう!
②感謝の気持ちを抱けるよう、仲間の助けに気づけるようになろう!
③仲間の助けに気づけるようになると、自然と「ありがとう」が増えそうですね!!

ここからがみんなに伸ばしてもらいたい力です。

④最初は難しいかもしれないけど、勇気を出して行動に移してみよう!
⑤勇気を出して行動に移そうとするために、どうしたら困っている仲間を助けられるか考えてみよう!
⑥困っている仲間を助けられるために、仲間が困っていることに気づけるようになろう!

「ありがとう」を言いましょうというアプローチでは、全く空虚なものとなってしまいます。今は感謝にさえ気付かない、仲間が困っていることにさえ気付かない状態の選手もいるかもしれません。そこで彼らにただ「ありがとう」を言いましょうでは全く意味がありません!

仲間の困りに気づく、周りをきちんと見る、アンテナを常に張っておく、こういうことをサッカーに繋げたいのが狙いです!!今からこれができる選手を増やしていく段階です、様々なアプローチを施していきながら選手たちがサッカーを通じて成長を遂げることができればいいなと思うのが、スタッフ全員の思いです。

火曜に対し、本日の練習帰りにはボールを取ってくれた仲間に、健康観察シートを一人ずつ手渡してくれた仲間に、積極的に「ありがとう!」の感謝の気持ちを伝えてくれた選手たちが何人もいました!ありがとうを言われるためには、まずは「ありがとう」を自然と言えるよう、小さなことにも感謝のできる人になろう!!

三角 康晴