「ミス」という言葉の誤った解釈を紐解く①
監督業を始めて10年目、昨年度はJFAコーチングライセンスのB級を無事に取得することができました。サッカーの基本である原理原則というものを改めて学ぶことで、より考え方がシンプルになった部分も多くあります。
今年度は地域にある数多の素晴らしいクラブがある中で、この御殿山シューキューズというクラブを選んでくれた選手たち、保護者の皆さま方に「サッカーって面白い!」と思ってもらえるような環境づくりを目指していきたいと思います。
それにあたり、「ミス」という言葉が誤った解釈をされていると考えており、選手たち、保護者の皆さまが考えている「ミス」の大半は「ミスでない」ことを正確に伝えていきたい、その上でピッチで戦う子ども達のプレーを尊重してもらい、指摘でなく応援をしてもらいたいと思います!
スポーツには”相手がいる”ものと”相手がいない”ものがあります。例えばフィギュアスケートとは”相手がいない”スポーツです。自分の理想のプレー(滑り)を妨害する相手が存在しません。つまり、相手のいない中で自分の理想のプレーができなかったものをここでは「ミス」と表現するとします。
では、自分たちがやりたいプレーを常に妨害する”相手がいる”サッカーにおいて、今まで皆さまが解釈していた「ミス」とは果たして上記の「ミス」とはイコールの関係になるでしょうか?
指導者は「ミスを恐れるな!」と言います。対して、中でプレーする(戦う)選手たちは「ミスを恐れて」しまいます。ミスを恐れるあまりに消極的なプレーが目立ち、それを度々指摘され、都度周りの仲間たちを、指導者を、そして見守る親御さんの目を気にしながらオドオドしながらプレーする選手たちを見ているのは、、どうですか?
「ミス」という言葉の解釈をみんなが変えるだけで、もっとのびのびプレーできそうじゃないですか?
「チャレンジ」「トライ」というポジティブな言葉があるので、御殿山シューキューズのサッカーにおいて「ミス」という言葉を減らし、「チャレンジ」「トライ」という言葉を積極的に使っていきませんか?
次は、サッカーにおいて「ミス」という言葉をあえて使うのであれば、どんなものを指すかについて考えてみましょう!
(文責:M監督)