前回の投稿で、今まで「ミス」という言葉において誤った解釈がされてきたことが、選手たちの消極的なプレーを生む大きな要因となっているのではないかと書きました。他競技との比較をしていきながら視点を変換させ、それを今一度正しく御殿山シューキューズに関わる皆さまが正しく解釈していく必要があるでしょう。
サッカーにおいて、大事なことは常に”自分を妨害する相手がいる”ということです。そのような難しいスポーツであるサッカーで、「ミス」という言葉を正しく解釈できればもっと選手たちが前向きにプレーすることができますし、サッカーを観ている人たちの考え方も変わってくると思います。
ところで選手たちは、何故練習をするのでしょう?みんなきっと上手くなりたい、試合に出て活躍したい、みんなで勝つ喜びを共感したいはずです。御殿山シューキューズではそれだけでなく、勝ち負けに左右されず純粋にサッカーを楽しみたい、ここで友達を作りたい、サッカーを通じて仲間の大切さを学びたいという気持ちを持って来てくれる選手たちも多くいます。
ただ、1・2年生、チャレンジ・エンジョイコースに属する彼らは共通して、常に自分がやりたいことを妨害する相手がいる中で、サッカーをプレーしなければなりません。
「ミスが怖くてすぐにボールを離してしまった」
「ミスをしたら仲間に迷惑をかけてしまう」
「ミスが怖くてボールを受けられない」
「間違ったことを言ったら仲間に迷惑をかけてしまうから声を出せない」
これだけ「ミス」という誤った解釈が、サッカーを楽しむ子ども達のことを苦しめています。この年代の選手たちは毎練習で急激に上手くなるのです!それにも関わらず、彼らの成長を阻害するネガティブワードこそがこの「ミス」です。
そこで、御殿山シューキューズのサッカーにおける「ミス」の定義は、”勇気を持って練習で頑張ってきたプレーをしないこと”、”勇気を持ってプレーしたことで起きてしまった失敗を仲間たちが咎めること”を「ミス」と定義することにしましょう!
次は、サッカーとは「失敗」を「(失敗にせず)成功」に変えるスポーツであることである、というテーマで話をしたいと思います!