皆さま 

お世話になっております。 
今週末でオフを終えいよいよ今週日曜日から待ちに待った御殿山シューキューズの活動が再開されます。昨日も後期の活動に向けて伊藤コーチといつもにも増して4時間を超えるミーティングを行いました。ただいま絶好調の低学年練習を今後どうしていこう、まだまだ伸び代ばかりの高学年練習の構成をどう見直していこうか、と様々な意見交換を行いました。今回は「何故監督が学校生活や挨拶、身の回りのことに対し厳しく指導するか」について触れたいと思います。 

まず御殿山シューキューズは1975年創設、区内小学校の先生が監督となり、平日や週末に子ども達のスポーツを楽しむ場を作るために区内数十校が同年、学校単位でチームを作り春秋でリーグ戦を、冬に区長杯を行っておりました。礎を築いた永峰先生が最も大事にしていたこととして、「サッカーよりもまず人として」という教育面に重きを置いて指導をされていたと伺っております。そのため、私自身もそこに強く共感し、先代の教えを今もそのまま踏襲しております。 
スタメンであろうと6年生であろうと一切特別扱いをせず、チームとしてやるべきことをしっかりと守れる選手、チームの定めるリフティング回数(本当はそれも踏襲したいですが、現状ですと誰ひとり試合に出れません笑)を超えた選手でないと試合には出れなかったようです。前任の後藤監督が退任されるにあたり、そこを再度永峰先生が大事にされていた教育面に重きを置く御殿山シューキューズに戻し、今日までそれを続けておりますが、本当の理由は別にあります。 

御殿山シューキューズは大多数の選手達が中学受験をし、外部のクラブチームに行かない限りは基本的に学校の部活動でサッカーもしくは違うスポーツをするでしょう。学校体育の延長として在る部活動ですから、学校生活や挨拶、身の回りのことは自らが考え実践することが求められます。前提として、学校に何をしに来ているのか?本業は学問です。重んじられることはサッカーが上手いかどうかではなく、学校生活や挨拶、集団行動ができるか、人としての当たり前に求められることが、色濃く求められるのが学校教育です。今までの小学校教育では甘く許されていたことも、通じなくなることも多くでてきます。 
6月中旬に、御殿山シューキューズとしても学校側としても初めての試みとして、慶應義塾普通部サッカー部とのタイアップで部活動体験会を開催しました。実際に保護者の皆さまにもお話がありましたし、生徒達への声がけに耳を傾けると、御殿山シューキューズで言われているような「学校生活」「話をきく姿勢・態度」といったフレーズを耳にしました。 
別の私立学校の先生とも話をするのは、サッカーの前にもっと身につけて欲しいのって「自然と挨拶ができる」「ちゃんと話を聞ける」「学校生活がちゃんとできる」とかの当たり前のことなんですよね、、と。それ以外でも、自分のことしか考えてない言動や、苦しい時に頑張れない、人任せにするなど、(関わる大人も)言うの嫌なのも分かるけど「そういうことができない選手はやっぱりウチの学校で活躍していた例が今までにほとんどないですよね」と。 

何故か?それはマンパワーで勝てるような人材はそういった学校、チームには本当に少ないからです。それにその選手中心にチームづくりをする先生というのは少なく、チームワークを重んじるチームが多いなというのが私がジュニアユースの監督をしていた時に対戦した開成中や城北中、世田谷学園中、攻玉社中などを見ていても共通の印象です。試合で勝つことももちろん大事ですが、その大事なプロセスを端折ってまで勝ちにこだわる指導者はほとんどいないでしょう。むしろそれをして勝つこと自体が難しいからです。 

だからこそです、だからこそ「サッカーだけやってればいい」なんてことは私は今までもどの選手にも言ったことはありません。先を見据えた指導を今までも一貫して続けてきましたので、学校生活を誰よりもしっかりとやろう、されてからするのではなく真っ先に挨拶を元気よくしよう、使う前よりキレイにしてグラウンドを出よう、自分のものでなくとも気づいた人が何でもやってあげよう、仲間だけでなく対戦相手や審判の皆さんへのリスペクトの気持ちを持とう、もしかするとサッカー以外のことの方が厳しかったと思います笑。 

御殿山シューキューズを巣立った選手であれば、各チームの見本になる選手として、グラウンド内外で活躍して欲しいし、そういう当たり前のことができなくて次のステージで活躍の場が得られないのはもったいないですよね。御殿山シューキューズの子だったら安心と思われる、そんな選手たちになってもらいたいからこそ、あえて厳しくそこは指導をします。先日、大学サッカー部のOB会がありましたが、面白い話を聞きました。とあるJチームの監督が「挨拶すらろくにできない選手が多くてさ、プロだからってなんか勘違いしてるんだよなぁ」と。そういう選手たちってやっぱり試合にも出れてないそうです。大学でもこのところ成績が下降気味の大学もピッチ 外での活動に問題があったり、そこを今まで厳しく管理していたものが緩んだせいもあってか、、そのレベル?というツッコミも入りそうですが、何を言いたいかというと大学、プロまで来れても「当たり前のこと」ができていない選手は活躍ができていないということです。 

サッカークラブですのでサッカー指導は当たり前にしますが、学校生活や挨拶、身の回りのことを自らが率先して行えることはサッカー選手である前にできてて欲しいこととして、厳しく指導をしています。だからこそ、言われたからやる、監督に怒られるからやる、見られてないところではやらない、言われるまでやらない、それでは全く意味のないことと思います。それが当たり前にできてくる選手は私の中では大丈夫、これからどんどん伸びていく!と自信を持って言えます。 

目の前の人に気づけない、目の前の荷物のズレが気づけないようでは2,400㎡で行われるサッカーでピンチ、チャンスに気づけるでしょうか? 

最後に、これから中学受験を志す選手ならびに親御さん達に、特にサッカーも視野に入れて進路選びをしようと考えていて、力を入れている中学であれば私も可能な限りの伝手を使って、先日の慶應義塾普通部サッカー部とのタイアップのように部活体験会を行ったりができたらと思います。 

ネットが普及し、中学総体や私学大会、Tリーグや高円宮杯予選等、様々な大会に出場してクラブチームを倒す中学も出てきて、必要な情報も以前よりずっと得やすくなりました。 
しかし、それがお子様の実力的に、またチームのやりたいサッカーに合うかも含め、本当に見合った学校なのかも知れる機会も提供できたらと思います。 

コメント欄への返信(こちらは非表示になっております)や個別返信等で希望する学校をいただき、声の多かった学校をいくつかピックアップして訪問できたらと思います。もちろん任意ですが、文武両道を目指す志高い選手についてはやっぱり応援したいなと思います。 
御殿山シューキューズだからこそできる他のチームではまずできないプログラムです! 

三角 康晴

皆さま

お世話になっております。
昨日は「全力でTRを行うためには?」というテーマを話しました。
冒頭の部分で書いた、伸びる選手に共通して持ち合わせている資質の部分で「素直な選手」というものを挙げました。確かに素直にまず何でもやってみようという姿勢は大変重要です。ただ、監督の話を一から十まで聞く従順な選手=素直な選手という訳では決してありません。
監督である私の言うことが全て正解だなんてあまりにおこがましく言えません、むしろ発想の柔らかいジュニア年代の選手たちの方がより面白い発想を持ち合わせていると思います。
そこで私なりに考える「素直な選手」を、ここでは「自身で考えられる」という言葉を付け加えた上で定義します。

言われてまずはやってみる、根本これがまずできない選手がとにかく多いです。これができないと、話が先に進みません。指導者としても、「まずはこれができるの?できないの?」を見た上で、できないならば「まずこれをできるようにして引き出しを増やそう」ですし、できた上で更なる課題を提示していきます。ですが、ここで「今度はこれをアレンジしてこうしてみよう」とか、「こうしてみたら試合で使えそう」と自身で試行錯誤できる選手になってくることで、それが他の人との大きな差となるのだろうと思います。

素直さというのはそれだけではありません。分からないことを分からないと言える素直さも大事なことです。これができない選手も残念ながらとても多いです。分からないことを悪と捉えているのか、分からないから聞きに言ったら監督に怒られるんじゃないかと思っている選手が大半なのでしょうが、勿体無いなと常々思います。聞いて怒られた選手を見たことがないのに、先入観で聞いたら怒られると勝手に思い込んでいるのは実に勿体無いなと思います。

ただ私からそれを歩み寄ってはしません。困っていたら周りの大人が何でも手を施してくれる?そんな大人だけじゃないよ、ということもちゃんと伝えて行かなければなりません。困ってる素振りを見せれば監督が助けてくれる、コーチが助けてくれる、そんな大人だけじゃないよ、ということもしっかり指導することは、私たちにとってお預かりしている大事な選手たちの成長には必要なことと思っています。
だからこそ、それを親御さんが一から十までやってしまうご家庭を見ながら「あぁ、お母さん(お父さん)があれを子どもを信じてやらせてあげたらなぁ」とつい思ってしまいます。あえて私からは言いません。親御さんがやった方が確実ですし、早いですし、忘れ物をすることもありませんよね。ですが、自分がやっていないから、選手は平気で「お母さん(お父さん)がやったから忘れた、僕は知らない」と私に伝えてきます。ならば、自分で準備して時にはミスをして、「次から忘れないようにしっかりと準備を自分でしよう」ってなることが選手たちの成長に繋がると思っていただくか、「やっぱり私がちゃんとやらなきゃ」と親御さんが一から十までやってしまうのか、、、お子様の成長を望んでらっしゃるのであれば、「何がお子様にとって大事なことなのか」をちょっと手を止めて考えていただけたらと思います。御殿山シューキューズの活動にご理解、ご協力いただく上で、これは非常に重要なことです。

さて、話が逸れましたが、分からないことを聞ける素直さを持った選手は、御殿山シューキューズでの活動だけでなく私が行なっているPROFESSOサッカースクールでもよく見かけます。中学2・3年生が下は小学3年生と一緒に活動をしておりますので、上級生は「ちゃんとやる選手」には黙ってても「もっとこうしたら上手くいくよ」と優しく指導をしてくれるシーンをよく見かけます。
適当にやる選手に手をかける、目をかけることはありませんが、全体のレベルが上がることが練習の質を上げることも彼らは分かっていますし、自身がそうやって教わりながら上手になっていった経験があるからだと思います。そこでどんどん聞いてくる御殿山シューキューズ在籍の選手たちは分かっていると思いますが、何度それを聞き返しても怒られることはないと分かったからか、御殿山シューキューズでの練習時にも聞いてくるようになり始めました(本当たまにですが笑)。

指導者としても頑張ってるから応援したい、一生懸命やり続けているから何とかしてやりたい、一人の人間としてこういった感情が湧き上がるのは当然のことです。もちろん先ほども言った通り、「一人で頑張らなければならない局面」はたくさんこれからもやってきます。そこを一人で乗り越えられる真の強さを身につけてもらいたいという思いも私はじめスタッフ一同の願いでもあります。ただ、そうやって「応援される選手」は間違いなく「素直な選手」であり、指導者だけでなくチームメイトが助けてあげたくなる、サポーターが応援したくなる選手に育ち、結果的に誰からも愛される選手に御殿山シューキューズの選手たちがなってくれたらいいなと思いました。

リフティングでも何でもいっつも同じミスをする選手たちへ、練習不足ではなく素直さが不足しています。

素直さこそが成長には不可欠ですよ!!

三角 康晴

皆さま

お世話になっております。
昨日はTRへの取り組み方、向き合い方についてをテーマに話をしました。
前回、リフティングとダッシュのメニューに関することに触れましたが、今回はそれに関連し「全力でTRを行うためには?」というテーマで話をしていきます。

私が就任して5年間で「この選手は伸びたなぁ、変わったなぁ」と思う選手は、全員に共通して「何事もまずやってみる選手」いわゆる「素直な選手」です。
この年代の選手のほぼ全員は、おそらく自身の限界値というものを知りません。ダッシュをしていて残り1分という状況下、体力的にももう限界、周りも特にラストスパートをかけそうな雰囲気もない、そんな時に「そうだ俺はまだできる、絶対に周りの選手よりももう1〜2往復してやる!」余力を残している風には見えない真面目な選手でも、「あと1分だぞ!まだやれるぞ!」という声かけに強い気持ちで応えられるような選手は、やっぱり他の選手よりももう1〜2往復するんですね。
それを常日頃からやれる選手が、てっちゃんこと桂てつひろ選手です。「走りのTRを一切手を抜かない、最後まで体力も持つだろう」→「だから周り(仲間)の足が止まり始める試合終盤でももうひと頑張りできるだろう」だから練習試合ではありましたが、6年生の試合でも躊躇なくダブルボランチの核となるポジションで最後まで出場してもらいました。一回り身体の大きい選手に対しても臆さず、本当に激しいプレッシングを何本もかけ続け、それに奮起し6年生も頑張ってくれました。

その限界を越えようとし、自らの力で越えることができた選手は、その後劇的に成長をするなという印象です。
もちろんこちらでも常に発破をかけます。しかし、それに応えることができるかは選手次第です。いくら足元の技術が優れていても、こういう状況で頑張れない選手ならば、私は迷わずこの場面で頑張れる選手を起用します。あえてこれについては全体に共有いたします。何故あの上手い選手が何故使われないの?という話が私の耳にも入って来ることがありますが、御殿山シューキューズのサッカーでは、上手さよりもここが最重要視されます。

結論としては、常日頃の練習からその習慣をつけていくことに尽きます。御殿山シューキューズのTR時間が少なくても、そこで出せる限界値を昨日より今日、今日より明日、、とどうしたらその限界値を上げていけるでしょうか?そういう姿勢、取り組み方が苦しいTRやキツいTRにおいては如実に現れます。今の高学年練習を見ていると、「この選手よりも下でなければ」とか「上位でなくても下位でさえなければ」と一番を常に目指そうという志高い選手が1割未満、あとは周りと比べて「自分がどこにいるか」を強く意識する選手ばかりなのが気になります。
それでは昨日話した自主練をいくら頑張ったとしても、ここで追い込むことはできるでしょうか。ハッキリ言って不可能でしょう。
自主練で自分自身を追い込むなんてことが常日頃からできていたら、それが通常TRでも明白になると思います。順位が劇的に上がるとかがないとして、「監督、このところあの選手めちゃくちゃ追い込んで走ってますよ!」「伊藤コーチ、全部は見れてないですがあの選手、この前より本数上がりました?」という会話が、そういう選手の場合は必ずと言っていいほどに出てきます。それを絶対に見逃しませんので!そんな選手が今よりももっと出てきて欲しいですが、、笑

ダッシュで過呼吸になってしまうような、1時間のTRで足が攣ってしまうような、日頃から全力で取り組める選手たちが一人、二人と出てきて欲しい!上手い上手くないが大事ではありませんよ、そういう辛い状況、キツい状況でもあの選手は一切諦めたり手を抜いたりしないよな、と見て分かる選手です、まずはそのレベルでもいいです。ただ、パフォーマンスは残念ながら見逃しません。「やってる風」は本気でやってる人には全てお見通しです。だからこそ常に緊張感を持って練習に取り組んでください、チャレンジ、エンジョイも全く関係なく見ます。
3年エンジョイの選手の中でも、本当に本気でやりたい、頑張って上手くなりたい、チャレンジの選手たちにも勝ちたい!という気持ちが練習を見ていて伝わる選手もいます。監督は、伊藤コーチのもと今やっていることを信じて続ければ、必ずそうなれると思っているよ!!

だからこそ、1時間をまず全力でやり切る、最初と最後だけ頑張るとかではなく全部を全力で頑張る、そんな当たり前のようでなかなかできないことを、サッカーを通じて御殿山シューキューズでは特に指導をしております。中学生、高校生になって追い込めない選手がものすごく多い一番の理由は、このジュニア年代で既に全力で取り組めない習慣を築き上げてしまっていることだと私は思います。ここで毎回リミッターが外れてしまうほど追い込む選手は、今までもそう見ることもありませんが笑、現在J2所属クラブのトップチームコーチで活躍されている私の大学時代のサッカー部の先輩は、走りのTRではほぼ苦しくて倒れ込むほどに追い込む選手でした。あのような選手を御殿山シューキューズでは沢山育てていきたいなと思いましたし、そういう選手が息長く選手として活躍できるのだろうなとも思います。

長期オフもいよいよ折り返しです、1時間全力で勉強する、全力で走り回る、全力で遊ぶ、何でもいいです!自分の全力が、自分の限界がどこかを知ることはとても大事なことですよ!!

三角 康晴

皆さま 

お世話になっております。 
これまでにハイプレス・ハイラインからの「ショートカウンター」と「ロングカウンター」について話してきました。昨日最後に貼った2つ目の動画は迫力がありましたね。 
ここまで強調してきたことは「走力」の部分で、平日TRは週末TRでは行わないダッシュ系のメニューを毎週行なっています。低学年においては対人練習で高負荷をかけることで、サッカーをしながら走力強化を行なっています。全員が平日TRに参加できればそれに越したことはないのですが、それが難しいことからも週末しか来れない選手も負けじと週末TRを全力で取り組んでもらいたいと思っています。 

さて、本日はTRへの取り組み方についてです。 
御殿山シューキューズのTRは平日1日、週末2日の計3日と他のクラブから見ても決して多くはありません。また、TR時間においても他のクラブが1.5~2時間あるに対して、1時間と監督である私が就任した当初は「短いな、この間に何を落とし込もうか」と何度も頭を悩ませておりました。伊藤コーチともずっとこれについて議論を交わすうちに出てきた答えは「(あくまで我々スタッフの目から見て)選手たちが1時間すら全力でやれていない」ということから、選手一人ひとりのTRへの取り組み方を変えていくことに達しました。 

ある週末TRを例にすると、冒頭5~10分のリフティング、手でボールを持っている時間や地面にボールがある選手が多く、また規定回数をクリアした途端にそこで満足してしまったかのように、今度は周りにいるコーチや選手と話しながら取り組む選手が現れます。低学年から高学年、チャレンジとエンジョイ分け隔てなくそれに没頭できる選手もごくわずかにいるのは事実としてはおりますが、その時間をフルに、リフティングに充てる選手は片手で収まるくらいです。 

このリフティングを今年度は年間通して継続して行なっているのは、私の発案です。このTRで重要視しているのは、単に回数をしっかりできればいいという訳ではなく、TRへの取り組み方や苦手なものに対する向き合い方を変えていく必要があることからです。苦手なメニューだし、毎回5~10分で終わるものだからなんとなくやり過ごせば時間は経過します。ですので、毎回規定の回数をクリアできない選手もいれば、規定の回数さえクリアしたらなんとなくやっている選手が残念ながら大半であるように私は見ています。 

ダッシュのメニューも同様です。 
絶対に一番になりたいという強い思いで取り組む選手はごく一部で、あとは「なんとなく上位にいれば」「あいつよりも上にいれれば」「最下位でなければ」と周りを見渡しながら走り、「他と比べて自分がどこにいるかが気になる選手」というのが残念ながら大多数です。今年に関しては、高学年については首位の座を6年生でなく下級生に明け渡してしまっています。これは今まで見てきた高校1年世代から中学1年世代まで一度もありませんでした。後期、期待して6年生の本気を見たいと思います! 

毎回実施しているメニューだからこそ気づくものです。見て欲しい一心であからさまに私の視界に入って来ようとする選手もおりますが、見てないようにしながらもしっかりと見ています。熱心に取り組む選手や上手な選手しか見ていないという訳では決してありません。ただ、視界に入ってくる選手は総じて見られなくなったと思うや否や、すぐに気を抜いて、手を抜いてしまいます。それが現状です。 

与えられた時間は全員に平等で1時間です。 
この前も「練習後に小関公園で自主練をみんなでやるんだ!」と話している選手たちがいましたが、「そうではなくグラウンドでの1時間を全力でやってたら、そんな余力はないはずなんだけどなぁ、、、」と思いながら話を聞いていました。 
普段から60~70%で練習に取り組んでいるのに、いざ本番に100%の力を出すのは可能でしょうか?

チアリーディングの世界ではたった2.5分というとてつもない短い時間で最大限のパフォーマンスを発揮するために、何百時間もTRを行なっています。手も気も抜けないんですね、命の関わるスポーツなので。また20人近くの選手たちがその完成度、難易度を競う競技なので、疲れたから手を抜いていい、気を抜いていい訳でもありません。何mも上に選手を放り投げる(うまい表現が見当たりませんでした)、そこでバランスをとって肩に乗る、手に乗る、、こういう競技もある中で、今の御殿山シューキューズはまだだいぶ余裕があるなぁと思うことがあります。(伸び代しかありません!笑) 

平日含め3日来れば試合に出られる訳ではありません。週末しか来れないから試合に関われない訳でもありません。ただ、平日含め3日来ていることに満足していないでしょうか。週末しか来ていないからと半ば諦めていないでしょうか。中学生年代以降になれば、人生において努力が必ず報われる訳でないことを彼ら自身が実感することが多くなるでしょう。でも小学生年代のうちは、努力すれば報われることも彼らに実感してもらう貴重な期間だと思っています。そういう環境を作れたからこそ、今の中学2年の代は多くの隠れた逸材たちが現れました。彼らが初めて区内ベスト8という功績を残してくれました。練習からウェアがいつも汚れ、ボロボロになる程でし た。 

この前高学年練習で強く彼らに伝えましたが、今までの御殿山シューキューズは10点、20点取られて負けるのが当たり前のクラブでした。そこから私と伊藤コーチと毎週、時に毎日このクラブをどうしていこうと何度も何度も議論し、時には衝突し、少しずつ今の御殿山シューキューズへと近づけて来ました。 

練習に厳しさがもっと欲しいです、真剣さがもっともっと欲しいです、競争がもっともっともっと欲しいです。1時間という時間しかないのに、手を抜く、気を抜く時間なんてあるわけがありません。ベスト8で満足なんて私自身全くしません。それは私がどうこうではなく、彼らがもっともっとやれると信じているからです。もっとやれるのにやらない習慣がもうついてしまっています。のちに控える予定があるからと余力を残している選手では、セレクションを勝ち抜くなんて到底無理です。終わったら塾の講習があるから、終わってからまた違うスクールの活動があるから、、それは両立とは言えるでしょうか。50-50で100ではなく100-100を目指す逞しい選手が後期は現れてくれたら、御殿山シューキューズの未来は明るいです!! 

三角 康晴

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皆さま 

お世話になっております。本日も朝から暑い中、多くの選手たちが練習にお越しくださり、誠にありがとうございました。

本日の練習をもって、前期シーズンが終了いたしました。
これから年間3回(夏季・冬季・春季)設けております2週間の長期オフ1回目を迎えます。 今一度、御殿山シューキューズではあえて近隣クラブが長期休暇期間中に合宿や遠征で鍛える中で、この長期オフを設ける主旨をお伝えいたします。 

スポーツにおいて年代問わず「休養」をメインにする時期が必要だからです。 
練習量の多さこそが美徳というのは、日本では未だに根強く残っています。私の運営するスクールに通う選手の中にも、この時期に海外サッカークラブが開催するサマーキャンプや他クラブのサマーキャンプ、日帰りスクール等に参加する選手らもいるようですが、我々が選手に望むことはあくまで「休養」です。そこで更なる練習量を課すためのものでは決してありません!チームとしてしっかり休むことを課すためのオフですので、「休みにも関わらず頑張ってて偉いね!」とは残念ながらなりません。保護者の皆さまにもお願いですが、「●●くんはこのオフ期間でも朝から●●に通ったりして頑張ってるみたいだよ!」なんてお声がけはご遠慮ください。そして、総じて「●●くんも頑張ってるから公園で練習でもして来たら?」といった声がけで、彼らが本気で練習することもおそらくありません。誰かもやってるから自分もそこに行ってみんなと練習をするとなれば、確かに差もつけられることなく安心したつもりになりますし、やった感は得られます。ですが、毎年ここでしっかりと休んだ選手とそうでない選手とで、正直なところ大きな差を生むこともありません。かえって休まずフル稼働した選手が後期シーズンに大きな怪我を負うことや、終盤にガス欠になってしまうなんてことも多く見てきました。 

「休んでくれ」「休んでいいからね」と言われても、長く休むことに罪悪感を感じるのはもしかしたら親御さんも一緒かもしれませんが、、「休養をしっかり取ろう!」というのは、何より大切な家族とのコミュニケーションの時間を大事にしてくださいという私たちからのメッセージです。家で過ごすでも、ちょっと外出するでも、少し遠出するでも、とにかく家族とのコミュニケーションを最優先にしてください。サッカーはそれよりも大事でしょうか?また後期シーズンが始まれば、選手たちは厳しいシーズンを迎えます。彼らは練習前後のたった短い数十秒という時間を見つけては、嬉しそうに「ねぇ監督、この前ね家族で●●に行って来たんだよ!」って嬉しそうに話してくれるんですね。普段なかなか忙しくてその時間も取りずらい中、この長期オフはご家族で濃密な時間をお過ごしいただきたいんです。 

次に、このオフ期間での過ごし方についてです。キーワードは「食事」と「室内温度」です。 
先月から今日までに、土日練習で体調不良を訴える選手がポロポロとおります。健康観察チェックシートを今でも記入を義務化しているのには理由があります。我々スタッフが見るのは「前日の就寝時間」「今朝の起床時間」「朝食で何を食べたか」です。これは1年生から6年生まで全選手に常日頃から言い続けている“準備”についてにもつながります。伊藤コーチからも必ず週末の練習日程の共有の際に毎回連絡をしていただいておりますが、朝食が「パンのみ」「フルーツにヨーグルト」「白ごはんのみ」でタフな練習に耐え切れるエネルギーを蓄えられるでしょうか。記載されている「ご飯一杯」も摂取量が100g以下なのか、200~250gなのか、300g以上なのかで選手たちのパフォーマンスに大きな影響を及ぼします。「食事=とりあえず体に詰め込んでおけばいいもの」と安易に考えてしまいがちですが、その差が明らかにパフォーマンスに影響を与えます。 

終盤まで体力を温存して最後だけ頑張るという選手をどう評価したらいいか、、、私の現役時代を遡っても終始高い強度で練習に取り組める選手は怪我も体調不良も少なかったです。そういった選手は日頃から食事面にも十分な配慮をしていました。 

バランスのいい食事というようなハードルの高いものでは決してなく、冷凍ご飯を解凍してでも構いません、お味噌汁も今はボトルから計量スプーンに味噌を注入しお湯を入れ、それに買い置きしているお漬物を食べるでも十分です! 

もしこのオフ期間でこれを選手だけで準備ができるようになるならば、それも選手にとって大変大きな成長です!朝起きてお母さん、お父さんが準備をしなくても子どもたちはその準備ができるようになれば自然と勝手に自分で準備するようになります。 

残念なことに摂っていない食事だけど、シートに書いておきな!と親御さんに言われたと、摂ってもいないものが書かれていたことも幾度となくあります。私もずっと言わずに、気づかないフリをしておりましたが、これだけ十分に食事を摂っていて何故こうなるのだろう、、と。冒頭の5~10分で日陰で休んでいる選手がポツポツといる中で、大変お忙しいとは思いますが各ご家庭に今一度、食事の大切さをお伝えできたらと思います。 

日中過ごす「室内温度」についても注意が必要です。 
土日の練習では屋外は30~32℃の炎天下でプレーが行われます。たった一時間の練習でさえも日中過ごす室内温度が20℃前半という所から来る選手も何名かおりましたが、10℃も温度差があればそれだけで身体にもその影響が重くのしかかってきます。快適な暮らしはできると思いますし、気持ちいい状態で過ごしたいですよね。ですが、そこからグラウンドに来るだけで子どもだけでなく大人だって厳しい環境だと思います。だからこそ、この長期オフの期間で食事や室内温度についても注意をする生活を心がけてもらえたらと思います。 

これだけ休んでも御殿山シューキューズはしっかり戦績をおさめてまいります。
また後期シーズンも観に来る親御さんが興奮するような試合をたくさんお見せすることをここに誓います。 

だからこそ、こんな貴重な2週間は思い切ってサッカーから離れて、ご家族だけの素敵な時間をお過ごしください。20日にまた御殿山で皆の笑顔がたくさん見れることを、心から願っております。 

三角 康晴

三角 康晴

皆さま

お世話になっております。
暑い中、この前三連休で行われた強化練習でのテーマにもなりました<守備>について、参加選手の中でも多くのチャレンジがあり、コツを少しずつ掴めた選手、まだまだ理解ができず試行錯誤の選手、まずはやってみようがまだできない選手、様々いました。

ボールを保持しながら色々なものを見なければならないのとは違い、明確に「目の前の相手からボール奪取する」ということにフォーカスしたこの三日間。特に全コーチたちが「この学年の練習は一番見応えがあった!」と口を揃えていたのがなんと低学年練習!本当に激しい1対1の攻防が見られました。体格差のある相手に対しても、臆せずボール奪取を試みた選手たちがおりました。6年生たちはチーム事情で急きょ大人との練習試合になりましたが、その相手に対しても果敢にトライし、抜かれても諦めずに走って戻り、再びゴールを結ぶということを続けた選手がいて、観に来ていた下級生たちにも刺激を与えてくれました!

・ワンアーム、ボールの正面
・距離ゼロ
・ゴールを結ぶ、隠す
・むやみに飛び込まずにここぞ!というところで足を出してボールを奪う

こういったことを継続して行うことの難しさを痛感した選手たちも多くいたと思いますが、チャレンジを続ける選手たちにとても参考になる動画をいくつか見つけましたので共有します。

トップレベルになるとこんなに激しい攻防があります。またゴールを結ぶという意味がいまいちわからない選手たちも、この動画を見て勉強し、また週末の練習に来てください。低学年の選手たちはこれを見て明日の練習でどんどんトライしてみてください!

① https://youtu.be/fkm6oxzLj88

② https://youtu.be/6Xh1dPovnJY

https://youtu.be/6Xh1dPovnJY


③ https://youtube.com/shorts/d1AI0GqMqIc?feature=share

④ https://youtube.com/shorts/ZWNdOOcDQvw?feature=share

【お願い】
①いよいよ7月に入ります。例年よりも早く、暑い日が多くなっております。練習参加の際は各自必ず、熱中症対策として『水を凍らせたペットボトル、多めの水または麦茶の水分】持参をお願いします。

②早寝早起き・しっかり朝食!をお願いします。選手の健康観察チェックシートを見ていると、朝食が『パンのみ』の選手がとても多いことが気になります。そのような選手には『パンだけなの?』と聞くとほとんどが『パンのみ』です。良い練習をするためには『良い準備』が必要です!暑い季節の練習をしっかり乗り越えるためにも、しっかり睡眠(8時間以上)、朝食でしっかり水分と塩分補給(ごはん・みそ汁・塩むすび・浅漬けなどオススメです)にチャレンジしましょう。

③お子様のサッカーシューズの裏をご確認下さい!シューズ裏のボツボツがツルンとなくなっていませんか?練習やゲーム形式練習を行っている際、ズリー、ズルー…と滑ってばかりいる選手が多くなりました。シューズ裏のボツボツがなくなりましたら、シューズの替えどきです。子どもたちが練習を頑張っている証拠でもありますし、サッカーが上手くなるためには、良い内容の練習が必要です。そのためには良い状態のシューズが必要です。出費とはなりますが、そこはケチらずに(笑)、子どもたちの頑張りと成長の応援を宜しくお願いします!!
※ちなみに、24cmのトレーニングシューズ(ほぼ新品)が1足あります。ご希望の方がおられましたらお譲りします。【コメント欄までメッセージ】(7/2日まで受付ます)お願いします。希望者多数の場合は抽選とし、決定しました選手にシューズをお渡しします。現品を見られたい方は、練習時間中受付に置いておきますので、伊藤まで。

④最後に、今年度の夏の練習休み期間を【8/6日~8/19土】としたいと思います。ご家庭での時間を大切に、普段できない思い出を沢山作って欲しいと思います。また猛暑の期間となりますので、しっかりと身体と心を休ませて欲しいと思います。

御殿山シューキューズ
監督 三角康晴
コーチ兼事務局スタッフ 伊藤くりこ

チームの皆さま

お世話になっております。
本日も雨の中、体育館で元気に低学年練習を終えることができました。

ただ、練習の前に色々と校内で問題があり最初の30分は選手たち全員での話し合いからスタートをしました。詳しくは触れませんが、遅刻をすると何故いけないのか、決められたルールを守らないと何故いけないのか、という質問に対して、当人たちは「監督に怒られるから」と言うのに対し、他の子たちは「チームに迷惑をかけるから」と言うのです。

試合当日であれば、試合が不戦敗でできなくなるかもしれませんね。チームにも、今まで一緒に頑張ってきた仲間たちにも迷惑をかけるだけでなく、御殿山シューキューズと対戦するために最高の準備を重ねてきた対戦相手に対しても迷惑をかけますね。

当人たちと他の周りの選手たちに大きな食い違いが生じております。今までも監督に怒られるから、と言う選手たちを何人も見てきましたし、「監督に怒られるから、、」と選手たちに(あえて聞こえるように?笑)呼びかけをする親御さん達も見たことがございます。

例えば、電車に乗って遠征に出かける選手たちを想像してみてください。周りの人のことを全く気にせず大声で話していたり、広がっていて乗っていたりバッグをそのまま背負っていて後ろの人や周りの人にご迷惑になる場合に、どういった声がけを選手たちにするでしょうか?また選手間で行われるでしょうか?

こちらを見ているとある乗客がいるとして、「(あの人に)注意されるから静かにしなさい」というアプローチが効果的でしょうか?ではないといいなと思います。また、そもそも監督は怒ってもいません笑

低学年の選手たちからも出るので問題ないことだと思いますが、「自分が怒られるから」ではなく、大切なチームに、大切な仲間に迷惑がかかるから注意をしています。「自分が怒られるから」ではなく、周りに気を向けられる選手になってもらいたいと思います。

「応援されるチームになるために」という話し合いを今年の冬に2〜6年生は何度も行ってきました。「自分が怒られるから」ではなく、大切なチームが、頑張っている仲間が応援されなくなってしまうという考えが持てるようになると、学校や家での行動がきっと変わっていくと思います。

いよいよ暑い夏を向かえます。遠征も少しずつ増えてきます。今週末は高学年は慶應義塾普通部に行き合同練習会を行います。電車移動となりますので、しっかりとチームの見本となる姿勢を見せてもらいたいと思います!

体調不良で学校を休まれている方も多くいると聞いております。くれぐれも無理をせず、どうしても行きたいからという自分本意ではなく、この状態で行ったら大切な友達にうつしてしまうかな、と考えられる選手になってもらえたら監督はとても嬉しいです。

本日6/2~6/4はお祭りが予定されております。御殿山シューキューズは【御殿山・小関・袖ヶ崎】の3町会の皆様に昔から、お支え頂き子どもたちを見守り育てて頂いております。

『応援されるチー厶になる!』を御殿山シューキューズの子どもたちと昨年冬に話し合い【気持ちの良い挨拶をする!】と子どもたちから意見が出ました。地域・町会の皆様に応援して頂けるチー厶となれるように、先ずは繋がることから、知って頂くことからがスタートとなります。

各ご家庭の町会を是非知る機会となりますので、子ども神輿や大人神輿にご参加下さい!そして日頃から御殿山シューキューズで子どもたちが取りくんでおり ます【ボトムアップサッカー】で1人1人がトライしている【挨拶・まわりに目と心を配る】を是非、地域や社会でもチャレンジしてきて欲しいと思います。

ご家庭で子どもたちへ温かい励ましと声がけを宜しくお願いします!挨拶は元気よく【御殿山シューキューズです!いつも応援ありがとうございます!!】と町会の皆様に頑張って言ってみましょう!!

昨日の会長杯(6・5年生C選手参加)は、大一ファイターズに1-0で見事勝利(得点:6年山根さつき選手)!FC・PGSには0-2で敗戦という結果でした。公式戦1勝がなかなか遠かった6年生でしたが、ボトムアップで価値ある勝ちを立派に達成しました。感動の一戦でした。休部をしている選手も仲間のために応援にかけつけてくれました。ありがとう。5年生は6年生のために、身体をはって頑張ってくれました。感謝です。ボトムアップサッカーでGood teamが出来つつある御殿山シューキューズ。これからもGood gameを楽しみにしています!

御殿山シューキューズ
監督 三角康晴
コーチ兼事務局スタッフ 伊藤くりこ